Colonoscopy 大腸カメラについて

大腸内視鏡・大腸カメラ

大腸の検査 inspection

大腸内視鏡を専門としております。
大腸がんの検査で最も精度が高く、治療も出来るのが大腸内視鏡です。便潜血検査や大腸レントゲン検査では見つかりにくい病変も発見可能です。

苦痛の少ない大腸カメラ挿入法を施行しております。

検査中の疼痛は危険信号であり、危険信号を鎮静剤で鈍らせるのはさらに危険です。当院では大腸を直線化しながら内視鏡を挿入するため、鎮静剤・鎮痛剤を一切使用せずに苦痛の少ない、比較的短時間に終了する大腸カメラを施行しております。

大腸カメラ検査の際の疼痛についてのアンケート

大腸がんが心配な方へ

朝来院して、下剤を服用してもらえれば、当日に至急の大腸検査が可能です。
出来るだけ早い時期に、精度が高く、苦痛の少ない検査を提供致します。

実際の検査の流れ Flow

  • 01
    検査前日に下剤(錠剤)の内服があります。
    (至急検査希望の方は省きます)
  • 02

    検査当日は2リットルの下剤を2時間ほどかけながら、飲んでいただきます。

    排便に残渣がなくなっているのを確認後に大腸カメラを施行します。

  • 03

    検査は平均14分で終了します。

    ポリープ切除など手術が必要な場合は時間がかかります。ポリープ切除を施行した患者さんは切除後に注意事項があります。

前処置について

下剤内服後に大腸がきれいになるまでの時間は個人差があります。

2リットルの下剤でで大腸がきれいにならずに、下剤を追加する場合もあります。小さい病変も見逃さずに検査を施行する為には前処置(下剤の内服により大腸内をきれいにすること)がとても大切になります。

下剤は朝から当院で飲んで頂くこともできます。自宅で飲んでもらって、午後来院することも可能ですが、いずれにせよ前処置後の便の状態を確認してからの検査となりますので、御了承のほど、お願いします。

ポリープ切除の限界について

当院では日帰りのポリープ切除術を施行しております。

一度に切除できる個数は大きさにより異なります。また、非常に大きい場合は入院を要するため、病理検査後に他院へ紹介する必要があります。

大腸内視鏡検査と同時にポリープ切除を希望される方へ

大腸内視鏡検査と同時にポリープの切除を希望される場合は、検査前に同意書が必要となります。また、ポリープ切除後は2週間ほど運動や旅行を控える必要があります。

抗凝固剤、抗血小板剤などの血液をさらさらにする薬剤を内服中の方は、これらの薬剤を、ポリープ切除前後の1週間ほど中止する必要があります。

主治医とこれらの薬剤の中止について相談が必要となります。

生命保険手術給付金について

大腸ポリープ切除は「手術」としてあつかわれますので各種医療保険の手術給付金の対象となっています。加入されている方はご相談ください。

なぜ大腸カメラは苦しいのか? why is it painful

大腸内視鏡挿入時の疼痛の原因

大腸の壁や大腸の腸管膜内の血管の過度の進展が大腸内視鏡挿入時の疼痛の原因です。

当院での内視鏡挿入は大腸を直線化しながら挿入するため、大腸の過度の進展や腸管膜内の血管の過度の進展がなく、また基本的に空気も入れないため、ほとんどの疼痛を感じることなく、検査を終了しています。
実際、1000人中987人はまったく痛くないか、ちょっと痛い程度で検査を終了しています。

いままでに検査で苦しい思いをされた方や、腹部手術(帝王切開、子宮の手術、他)をしたことのある方、過去に数回大腸内視鏡をしたが一回も挿入できてない方など紹介され、検査を施行しておりますが、ほとんどの方で検査を問題なく終了しております。

腹痛、腹部膨満、下血などの症状に注意

大腸は鈍感な臓器であるため、なかなか症状が出ない臓器であります。

腹痛、腹部膨満、下血などの症状は、大腸がんが進行してから生じてくることが多いため便潜血検査陽性の方、腹部症状のある方、大腸がんの家族歴のある方などは一度、大腸内視鏡検査をお勧めします。